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参考文献・出典他

 このサイトの情報は当家内の口コミが基本となっておりますので、不正確なところも多々あろうかと存じます。どうぞご容赦下さい。当たれる部分につきましては各種の参考文献資料を利用させていただきました。
 まずサイト底本とも言えますのが「装束の付け方」(八束清貫・雄山閣)です。昭和3年に出版されたこの本が私の最も頼りにするところと言えます。またこの本の改訂版とも言えるのが「装束の知識と着法」(文信社)です。口伝を補完する意味で非常に参考とさせていただきました。当サイトのタイトルはこの本と八束先生に敬意を表するためのものとご理解下さい。
 
この他の参考文献を列記いたしますと
「歴世服飾考」(田中尚房・吉川弘文館・故実叢書)
「装束集成」(明治図書・故実叢書)  <諸文献への入り口です。お勧めいたします。
「織文図譜」(明治図書・故実叢書)
「装束織文図会」(今泉定介・吉川弘文館)
「近代女房装束抄」(故実叢書)
「国史大辞典挿絵及年表」(吉川弘文館)
「図説日本服飾史」(日野西資孝・恒春閣)
「有職故実」(河鰭実英・塙書房))
「有職故実図鑑」(河鰭実英・東京堂出版)
「日本服飾史辞典」(河鰭実英・東京堂出版)
「有職故実」(江馬努著作集・中央公論社)
「服飾の諸相」(江馬努著作集・中央公論社)
「有職故実大辞典」(鈴木敬三・吉川弘文館)
「十二単のはなし −現代の皇室の装い−」(仙石宗久・婦女界出版)
「時代衣装の縫い方」(栗原 弘・河村まち子・源流社)
「公家の染織」(日本の染織2・中央公論社)
「高倉家調進控・装束織文集成」(國學院大学) 
「平安朝服飾百科事典」(あかね会・講談社)
「源氏物語図典」(秋山虔、小町谷照彦・小学館)
この他、さまざまな書籍を参考にさせていただきました。ご研究諸先生方のご業績に心から敬意を表し感謝いたします。また絵巻物につきましては「日本の絵巻」(小学館)から引用させていただきました。

文献の原典に当たるには、続群書類従完成会の『群書類従』 8 装束部・文筆部 が良いでしょう。
  ここには
112 満佐須計装束抄
113 助無智秘抄
114 餝抄
115 御照念院殿装束抄
116 装束抄
117 次将装束抄・三条家装束抄・雁衣鈔・布衣記
118 連阿口伝抄・連阿不足口伝抄・装束雑事抄・物具装束鈔
119 深窓秘抄・撰塵装束抄・袷帷着用時節
120 法中装束抄・法体装束中・女官飾鈔・曇花院殿装束抄
121 御禊行幸服飾部類
 など、多くの貴重な文献が収録されております。
言うまでもなく『群書類従』は、江戸時代の盲目の学者塙保己一が、古今の史料を蒐集編集した日本最大の叢書です。 
続群書類従完成会が刊行していますが、 CD-ROM版も発売されて検索が容易です。。

 実物資料は当家所蔵の物以外につきましては、主に宮内庁御用達「高田装束店」(東京・九段)様の資料を参考にさせていただきました。同店は過去・現在ともに宮中御用の装束調進所として、昭和天皇御大典や御大葬、今上陛下の御成婚や御即位の礼に使用されました各種装束の裂地を丁寧に保存されています。現代皇室関係の現物資料を拝見する機会は他では得られないものでしょう。宮中装束は神職装束と微妙な点で異なるのです
 また、(学)文化学園服飾博物館の資料も参考にさせていただきました。言うまでもなく同学園は文化女子大学・文化服装学院などを擁する日本ファッション界のトップリーダーで、宮廷装束に関する資料も素晴らしいものが揃っています。

ご注意・お断り

 このサイトの情報は以上のように口コミでの伝承が基本であり、また近代有職や神社有職などが混在しております。ですから、この内容は歴史資料ではありませんし、なんら学術的なものでもありません。専門のご研究をされている方から見れば不正確な部分、参考文献の不都合、引用部分の不明記等問題となる箇所も多々あろうかと存じますが、「装束」という日本文化の精華を一般にお知らせしたいという意味で開設しております。そこをご理解の上、お気軽なお楽しみにご笑覧いただければ幸いでございます。 

西暦1999年9月9日 重陽の佳日に   八條忠基


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