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平成即位の礼で使用された装束

今上天皇の即位の礼は平成二(1990)年1月23日の「期日奉告の儀」から始まり、
装束に身を包んだ、古式ゆかしい「即位礼正殿の儀」は、11月12日に挙行されました。

2009年11月14日から10日間、皇居東御苑で「御即位20年記念特別展」が開催され、
そこでは、12体の人形に、即位の礼で使用された装束類が着付けられていました。

昭和以前と比較しますと、微妙に簡略化されたところも見て取れますが、
今日において、最高の有職故実の精華が、この装束類であることは間違いありません。

ここでは装束研究に資するため、大きいサイズでお目にかけたいと思います。
撮影目的から、いささかマニアックなアングルの撮影になりますが、素晴らしい装束の数々をご覧下さい。
(写真のキャプションは「注目すべき点」です)
※簡便なカメラでの撮影のため、アップにしますとブレがあります。ご了承下さい。 (C)八條忠基

束帯黒袍
(男性供奉員用)
全体像 上半身 かの靴 袖の襞 懐の込み
五衣唐衣裳
(女性供奉員用)
全体像 上半身 かさね 平額と平櫛 袙扇 かさね
束帯
(黒袍・威儀の者)
全体像 上半身 かの靴 平やなぐい 平緒
束帯
(緋袍・威儀物(弓)捧持者)
全体像 上半身 蟻先とかの靴
束帯
(縹袍・威儀物(桙)捧持者)
上半身 蟻先とかの靴
束帯
(縹袍・衛門)
全体像 上半身 浅葱の平緒 細劔 儀仗の弓 脚絆
五節舞姫装束
全体像 小腰の結び 蘇芳地檜扇 かさね 濃色の袴 心葉と日蔭糸
布衫(ふさん)
(火炬手(ひたき))
全体像 細纓冠 倥巾 倥巾
采女服
(陪膳・後取(しんどり))
全体像 全体像 日蔭糸 千早 心葉 緒太
久米舞装束
全体像 抹額の冠 紫だん平緒 細劔
風俗舞装束
(悠紀地方)
上半身 平緒 日蔭糸 挿頭花
風俗舞装束
(主基地方)
上半身 挿頭花 葵鍔の劔 糸鞋 赤紐