二陪織物1 | 二陪織物2 | 二陪織物3 | 二陪織物4 | 二陪織物5 |
二陪織物6 | 二陪織物7 | 二陪織物8 | 二陪織物9 | 二陪織物10 |
二陪織物11 | 二陪織物12 | 二陪織物13 | 二陪織物14 | 二陪織物15 |
亀甲地紋浮線綾 | 亀甲地紋菊菱 | 亀甲地紋か中竜胆 | 入子菱八曜菊 | 菊唐草地紋菊浮線 |
唐花菱地六華唐華 | 入子菱八藤丸 | 藤立涌に雪輪鳳凰1 | 藤立涌に雪輪鳳凰2 | 菊唐草に菊浮線丸 |
亀甲地紋向蝶 | 小葵地割菊浮線 | |||
かの中に六葉菊 |
地紋の上に別の色糸で上紋(うわもん)を織りだしたものです。
上紋を織り出すには一般的に「縫取織」という特殊な織り方をします。これは上紋の部分だけに別な糸で織り出すもので、非常に豪華な織物になります。女房装束の「唐衣(からぎぬ)」などに用いられ、古くは天皇の許しがなければ着用することが出来ないものでした。「近代女房装束抄」によれば、江戸時代の御所後宮では、典侍の唐衣は亀甲地紋向蝶、内侍の唐衣が入子菱八藤丸となっています。
名称としては地紋と上紋の組み合わせで、例えば上記1は「薄色小葵地唐花丸二陪織物」となります。地紋と上紋の自由な組み合わせですから、皆さんも加工してお楽しみになっては如何でしょうか?(ただしお約束として、再配布はご遠慮下さいませ)。